超避難

　母の居ない夜（隣県へ）。

　夜も１０時を過ぎております。
　風呂に入ってパジャマに着替えて、風呂のお湯で洗濯機を回しつつ、頭も拭かずにパソコン前で修羅場の準備をしていると、呼び鈴が！

　慌ててパジャマを脱ぎ捨てながら、その辺に脱ぎ散らかしてあったジーパンに足を突っ込みながら、ベッドの上に放り投げてある長袖を掴みながら、廊下へ駆け出しつつ被りながら、階段を駆け下りながら、玄関先に走って電気を付けて、鍵を開けてドアを開けました。

　普段母に、
　あんたはいつもそんなだらしない格好で、もし火事とか地震とか起きて避難するようなことになった時、みっともないことになるんだからね！
　なんて言われている私ですが、

　多分大丈夫よマミー。
　私ちゃんと避難できる！



　それ以前に、寝てる時に火事になったら、あんた多分気がつかないよね、とも言われているんですが。

　た、多分大丈夫よマミー……